Hebo-Hebo Fundのファンドマネージャー、ふ~部長(@foohbucho)のツイートで知ったのですが、787ドリームライナーで有名な航空機メーカーボーイング社(BA)が高配当なんです。
配当が安定して、長期投資に耐えうるビジネスモデルならば、あえてシクリカルな銘柄をポートフォリオに加えるものありなんじゃないかと思いました。
不景気時はシクリカルは株価が特に下がる(配当利回りが上がる)のでコツコツと買い下がり、株数を増やすことができるのがメリットかなと。
ボーイング社の配当の歴史
4/21終値現在では以下のようになっています。
配当利回り 3.15%
ペイアウトレシオ 60.9%
連続増配年数 5年
3年平均増配率 31.0%
(Dividend.comより)
連続増配は5年ですが、積極的な増配率です。
グラフを確認すると、増配年数は少ないものの1992年から配当がスタートし、一度も減配はしていません。あの世界金融危機のときでさえも!シクリカル銘柄なのにこれはすごい。
ボーイング社の軍用機売上高
F/A-15スーパーホーネットのライバル、F-35 ライトニング IIを製造メーカーロッキード・マーティン社(LMT)をポートフォリオに含んでいるため、軍用機部門で潰し合うと株主としてはよろしくないのでボーイングの軍用機売上比率を確認してみました。
単位はUSドル(ミリオン)です。
2016 Annual Report(会社HP)
部門 | 売上 |
民間飛行機 | 65,069 |
軍用機 | 12,515 |
ネットワーク&スペースシステム | 7,046 |
グローバル・サービス&サポート | 9,937 |
ボーイング・キャピタル | 298 |
未分類項目 | -294 |
総売上高 | 94,571 |
軍用機の売上比率は13.2%でした。
民間航空機でおよそ7割を稼いでいます。LMTと食い合ってもダメージは少なそうなので安心しました。
戦闘機の大半を入れ替えるプログラム(JSF)でロッキード・マーティン社の最新鋭戦闘機F35が選定され導入を進めています。ボーイングX-32がF35に開発競争に負けたときに、戦闘機市場をロッキード・マーティンに譲り、民間航空機の売上を拡大していくロードマップ(行程表)を準備していました。
最近、トランプ大統領はF35は高いからより安価なFA18「スーパーホーネット」の改良版を調達するため見積もりをボーイングにお願いしたなんてニュースもありましたね。どう改良してもF35には及ばないみたいですけど。
LMTに投資しておきながら、ミリタリーには詳しくないので確かなことは言えません、すみません。
ビジネス部門
順序が逆になりましたが、ボーイングのビジネス部門を確認してみます。
大きく分けて3部門から構成されています。(公式HPより)
・民間航空機部門 68.80%
・防衛・宇宙・セキュリティ 31.19%
・ボーイングキャピタルコーポレーション 0.32%
ほぼ、売上上は2つのセクターで構成されていました。
割合のトータルが合わないのはその他に「未分類項目」が-0.31%あるからです。
民間航空機部門
そのままなので説明は省略します。
民間機はフランスのエアバス社とシェアを二分しています。ここまでのシェアを持つと他社は参入してこれないだろし、これはかなりのワイドモートですね。
防衛・宇宙・セキュリティ
高度な通信ネットワークとリンクし、空・地・海・宇宙で運用するする 大型装備品へのエンドツーエンドのサービスを軍、政府、民間向けに提供します。
(会社HPより)
ボーイングキャピタルコーポレーション
ボーイングの100%子会社として総合金融業務を世界規模で展開しており、ボーイングの顧客に対して金融サービスを提供することでボーイング製品、サービスの拡大に貢献します。
(会社HPより)
最後は手抜きをしてしまいましたが、気が向いたら部門の掘り下げをしてみようと思います。(たぶんやらない)
次回は、ボーイング社の配当の利回りの歴史と配当政策の確認をしたいと思います。
May the Dividends be with you.
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