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発覚!証券会社を変えたからNISAがロールオーバーできないという事実

私は、NISA口座をSBI証券→マネックス証券へ移しました。

本格的に米国株投資を行うにあたり、手数料も安く、取扱銘柄も多いマネックス証券の方がメリットが多いと考えたからです。

しかし、ロールオーバーのことまで考えてませんでした。
ご存知かもしれませんが、あなたにも注意して欲しいと思ったので私の「失敗談」を記事にします。

NISA口座の金融機関変更による最大のデメリットは、ロールオーバーが出来なくなることです。

ZAIの記事を引用します。 

金融機関の変更によるデメリットには何があるだろうか? 変更手続きに多少の手間と時間がかかること以外では、元の金融機関の保管専用のNISA口座では、期間の延長(ロールオーバー)ができないことが挙げられる。
 通常、NISAでは、5年間の非課税期間が終了した後に、翌年の非課税投資枠を使ってさらに5年間、非課税期間を延長することができる。しかし、この非課税期間の延長(ロールオーバー)は同じ金融機関の間でしかできない。

「NISA口座の金融機関を変更したい!」不利益にならないように気を付けたい、上手なNISA口座の金融機関変更のポイントと手続きとは?

知りませんでした。というより、ロールオーバーのことまで考えてませんでした。米国株投資を始めた頃の私はギラギラしていて、「投資期間5年?てやんでー、短すぎる!配当をもらいつつ5年経つ前に売り抜けてやらぁ。」と考えていました。

喝!と言ってやりたいです。

ロールオーバーとは

5年の非課税期間終了後に、翌年の新しいNISA枠に移して運用を続けることができる制度です。
これを行うことによって、キャピタルゲイン課税の繰り延べを行うことができます。

例)
(H26)2014年枠運用開始(H30)2018年12月31運用終了(H31)2019年枠へスライド

金融庁HPより引用

ただし、NISAの上限は120万円なので、超えてしまう部分は課税口座(特定口座 or 一般口座)に移して運用する必要があります。

2017年度税法改正により、上限が撤廃されることになりました。朗報です。

法改正により、5 年の非課税で保有できる期間が満了した際のロールオーバーにおいては、年末時点の時価がロールオーバー先の年の非課税枠(現行NISA は120 万円、ジュニアNISA は80万円)を超過していてもロールオーバーができることとされた

(参照:大和総研 – 2017年度改正税法のポイント(個人編)


下記の「値洗い」については現時点で未確認です。


2017/6/17 22:30追記

この際、取得単価は移した時点の時価に値洗いされることに注意しましょう。

買値より下がっていた場合が問題です。実際の取得単価より低い値で記録されてしまい、株価上昇の際は多くのキャピタルゲイン税を取られてしまいます。また、値洗いされる前に売ろうとしてもNISAは損益通算ができないので泣き寝入りです。
しかし、デメリットばかりではないかもしれません。買値より株価が上がったところで値洗いされれば、課税上の利ざやが減るからメリットのもなりますね。株価が下がった場合も損出ししやすくなりますし。
まぁ、どっちに転ぶかわからないのでギャンブルですね。

しかし、私はロールオーバーができない。とる道は?

2016年からマネックス証券にNISA口座を移してしまいました。
そのせいで2014年枠(SBI証券)が終了する翌年の非課税枠2019年に同証券会社に口座がないからです。

ロールオーバーという道が絶たれた中、できることは次の2つです。
①売却(非課税)
②特定口座へ移管 + 120円超過分は売却(非課税?)

非課税のうちに売却して、マネックス証券で買い戻して、米国部はマネックス証券に統一させるのがスッキリして良いように思えてきました。

よくよく調べたら、NISAを始めたのは2015年からだった(笑)

念のため、SBI証券のNISA枠を調べたら2014年枠ではなく2015年でした。
配当振込通知に「勘定設定年 2015年(平成27年)」と記載されていたので間違いないでしょう。

非課税期間終了は2019年12月31日なので、まだ2年半もあります…
心配するのが早すぎました。でも、調べてみて良かった。結果オーライとしよう!

メモ代わりに対象となる株を書かせていただきます。
2015年NISA枠メンバー
・JNJ(ジョンソン・アンド・ジョンソン)
・BP(ビーピー)
・XOM(エクソン・モービル)

以上の3銘柄です。今のところBPとXOMは評価損です。課税の心配する意味ないんじゃないかって思いましたがそれはそっと胸の内にしまい込みました。

アホな投資家の失敗談を読んだあなたもNISAの出口戦略を考えてみては?

May Dividends be with you.

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