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小説「マネーボール」を投資に活かす

マイケル・ルイス 『マネー・ボール』を読みました。

映画も面白かったですが、人情ドラマになっていたので小説は全くの別物と感じました。
攻守の切り替えがハッキリ分かれていて急に展開が変わることが無いことと、ゲームの勝敗が投手に影響されるところが大きいので野球というスポーツ自体が好きになれない自分でもこの本は面白かったです。
投資や自己啓発に役立つ本としても読めると思いました。
投資のブログなので、自分の投資に役立ちそう・共感できたことをツラツラと上げてみます。

・出塁率(特に四球の多さ)を重視する

 → 連続増配銘柄に投資する
・ストライクゾーンを操る技術は、後から身につけられるものではない
 → 四球の多さと似てますが、さしずめ経済的壕(Economic Moat)が深い企業でしょうか
・ドラフトでは高校生よりも大学生を優先指名する
 → 実績の無いIPO投資はしない。数年経って様子を見てからの投資で十分。例)Twitter

・アスレチックスが獲得する選手は、他球団で評価されない「欠陥品」「傷物」とされた選手である。

 → マイファンドの評価基準を満たせば獲得する。今で言うと石油関係でしょうか。

・アスレチックスのような出塁率等を重視するチーム編成・戦術は、多くの試合を重ねる中で勝率を高めていくことに主眼を置くものであり、勝率ではなく先に定められた数の勝利を挙げなくてはならない短期決戦には必ずしも向いてはいない

 → 長期投資においては自分なりの戦術(投資方針)を持って望み、短期の相場で起こる上げ下
 げのノイズには惑わされない。
もともとストライクゾーンをあやつる技術と長打率がピカ一だけど、ケガでまともに送球も出来ない他球団からすると欠陥品キャッチャー「スコット・ハッテバーグ」を獲得し、見事な1塁手にし主力選手に仕立てあげた話は印象に残りました。
あと、野球経験者の固定観念から見たらアンダースローはダメだとされて評価が低かった
チャド・ブラッドフォードの価値を見いたした話も。大事なのはアウトカウントを積み上げるスキル。
また読みたい本です。
節約のために図書館で借りて(笑)
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