2017年5月に投資の神様ウォーレン・バフェットがCEOを務める投資会社バークシャー・ハサウェイが保有する
IBM株の約3分の1を今年上期に売却したことが明らかになりました。売却前には約8100万株を保有していました。
インタビューで明らかになった現在のIBMに対してのバフェット氏の評価
- IBM株を買い始めた6年前と同じ方法では評価していない
- 幾分下向きに評価し直した
上半期は株価174~182ドルで推移していたときがあったのでそのタイミングで売却していたらさすがといったところです。
でも6年前だとあまり利ざやは取れていないのかな。
以前、バフェット本人もこう言っていました。
穴にはまっていると気づいたとき、いちばん大切なのは、掘るのをやめることだ
2018/02/17追記
ついに、バフェットが9割手放しました。ほぼ撤退したかたちですね。
穴にはまってるのに気づいたがしばらく掘り進めてしまったかたち。
投資の天災でも失敗はある、励まされます。
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、2017年10~12月期に保有するIBM株の9割強を売却していたことがわかった。14日に米証券取引委員会(SEC)に提出した17年12月末の保有有価証券報告書で明らかになった。バフェット氏は11年に初めてIBM株に投資したが、6年あまりでほぼ手じまったことになる。
(日経新聞:バフェット氏、IBM株を9割強売却10~12月期アップル株は買い増す)
私の尊敬する投資家がIBMを売却
バフェット銘柄としてIBMに投資していた個人投資家が追随して売却したときは、興味がわきませんでした。
しかし、今回、私の尊敬する投資家プレノン氏が売ったと知り今回のブログ記事を書くに至りました。プレノン氏は、バフェットの猿真似ではなく独自の投資哲学に基づいて判断されているので売却理由が気になります。
期待値が低いということに安住し、今まで充実した配当を受け取るだけで満足していたIBMだが、直近の17-Q2決算を受けて、その衰退速度は私の想像を今後も継続的に上回り続けるであろうことを、ようやく認めざるを得ない心境に達した。
私も世間の期待値が低い、PERが低いということは投資妙味があると思っていますが、
それを上回る見通しの悪さを感じたということなのでしょうか。
IBMのPERは常に低いですが、自社株買いでEPSを上げた上でのPERなので割安感がイマイチつかめません。
売上が伸びないためPrice/Salesレシオは、リーマンショック時を除いては10年間1.6~2.25ぐらいで推移しているので投資タイミングは無いように思えます。
仮に復活しても事業の持続性はあるが、今までのような優位性は失われるのかもしれません。
その他の投資家たち
『IBM株を半分、売却して、Google株を取得しました!』
5月10日なので、公表後です。
東条氏からは集中投資の怖さを学びました。
私のようなショボイ運用資産でなら1銘柄集中でもいいのでしょうが、6,000万もあったら
分散することがリスク分散に繋がるはずです。また、銘柄に惚れ込んでしまうリスクもあると思います。
配当を含めるとトータル・リコールはトントンということなので、配当の力を再認識させてもらいました。
2017年1月5日、バフェット氏の公表前に売っています。
2017/08/26追記
思い切って、、、 Sell、Sell、Sell
2017年8月?日
バフェット氏の公表からしばらく時間を置いてからの売却です。
売却理由はそのうちご紹介とのこと。
米国株投資の大御所、ごんちゃんがどういった判断をされたのか気になるところです。
追記終わり
下記のサービスを利用して検索しましたが、思ったより見つかりませんでした。
入れ食いを期待したのですけどね。
ibm株 売却 – Ritlweb ブログ検索
投資家たちが総悲観するようになった時、IBMのフリーキャッシュフローが安定して、他に投資先が無ければ逆張り枠に加えても良いのかなと思いました。しかしながら、まだその時ではないようです。
永遠の不発弾、IBMの先行きが気になります。
May Dividends be with you.