チャールズ・エリスは「敗者のゲーム」で全ての投資家にとって、投資で成功することは難しいことではないと述べています。
成功するかどうかは、他人との比較ではなく「自分との戦いだ」と書いています。
私達が自分との戦いに勝つためにやるべきことは、次の2つです。
1,Mr.マーケットの仲間たち、証券会社や、投資信託から送られてくる膨大な宣伝広告、ファンドの運用成績、史上見通しの類を一切無視することだ。
2,投資家自身の最大の目標を達成するうえで、長期的に最も可能性の高い運用基本方針を策定することだ。
敗者のゲーム
今回のコロナショックを受けて、投資方針を見返すことにしました。
私の考えでは、新型コロナは関係なくて11年も続いた強気相場を調整する「キッカケ」が欲しかっただけなんだと思っています。
投資方針は、2018年から見直していなかった。今回が良い機会だと思ってしっかりと見直します。
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投資する目的・目標
“経済的自由の獲得、人生の選択肢を増やす”
2018年更新時にアーリーリタイアの選択肢は捨てました。
投資歴13年の経験から自分というものがわかってきて、暴落には耐えられるけど、そのときに「買い増しできないことが何よりもツライ」と。
なので、アーリー”セミ”リタイアぐらいが自分にとっては丁度いいと気づけました。 精神衛生のために、配当金でフルタイムで働いていたときの半分ぐらいの収入でいいから働いておこうと考えています。
アセットアロケーション
“ 株式100%“
【追加】
“不動産投資はじめるかも”
安全域で購入できて、税引き後キャッシュ・フローがプラスで出口戦略も確立できるような物件が見つけられればありだと考えています。もちろん融資がつけばですが。
まずは、知識をつけるところから。どなたかに不動産投資のメンターになって欲しいw
行動規範
- 投資対象は株式だけでいい
永続する企業が本当の利益をもたらす - 市場に残り続けろ
ヘラヘラ笑って落ちるナイフを掴みに行く - 時間とリスク・プレミアムだけが味方だ
リスクをとって、ゆっくりお金持ちになればいい
詳細
- 株式100% ←変えるかも(不動産投資をはじめる可能性あり)
タケノコのように出てくる新しい金融商品は無視。歴史に裏打ちされた”王道”が一番である。 - 安全資産は「生活防衛資金」の普通預金(円貨)のみ
ざっくり生活費の6ヶ月分ぐらい - 待機資金のキャッシュ比率は10%を超えてはならない
フラッシュ・クラッシュを期待してVDCあたりに指値を置いて放置 - 通貨分散
安全資産以外は、全て米ドル - タイミングなんてわからない
コツコツと雨の日も風の日も〇〇ショックが起きても四半期ごとに買い続ける - 配当は必ず再投資
再投資先はこだわらない - ノイズを無視
短期の上げ下げは気にしない Mr.マーケットの機嫌なんか知らん - キャピタルゲイン目的の売買を禁止
一度買ったら売らない。ただし、サテライト投資で拾ったバリュー株は除く。節税対策の「損出し」は積極的に行う。 - 忍耐強くあれ
気弱になった時は、S&P500の長期チャートを眺める+シーゲル本を読む - 債券は老後から
ファミリーファンドを設立すれば投資期間は永遠だ - 有価証券報告書、10-kを読む
- 401Kは外国株式インデックスに100%
それでも株式を売るときは
- 定期収入が無くなったとき
- ライフタイム・イベントで必要になったとき
- 減配が行われたとき
- 企業の持続可能性が危ぶまれたとき、当初の購入理由から変化したとき
- とんでもなく割高になったと判断したとき(PER40倍以上、ただしグロース株を除く)
- 買収、スピンオフ等のコーポレート・アクションが起き、証券会社の対応が不透明なとき
- 税引後利益の最大化のため損出しする時(必ず買い戻す)
企業の選び方
- ROEもしくはROICが高い
- フリーキャッシュフローが潤沢
- 営業キャッシュフローが年々増えている
- 営業キャッシュフロー・マージンが高い(10%以上)
- Moatを有している企業(営業キャッシュフロー・マージンとROEが高けりゃMoatはあると判断)
- 事業の長期的見通しが良好なもの(例:我が国における電機メーカー等は除外)
原則、配当利回りが2.5%以上連続増配銘柄自社株買いより配当の比率が高い(配当こそ株主に対する愛である)PER20倍以下(ただし、生活必需品銘柄は25倍まで可)- リスク分散の為に30銘柄を保有(1銘柄あたりのウェイトは原則3%)
- 残り10%で「効率的である市場」が不祥事等のニュースで不当に評価されたバリュー株式を買うこと許す。ただし、十分な配当利回り等のバリエーションを確保すること。
サテライト枠でグロース株に投資することを許す(ただし、Alphabet、Amazon、VISAに限る)- 株主還元の風潮になるまでは日本株には手を出さない(生きてるうちに来るだろうか)
配当利回りにこだわっていると、2009年から続いている過去最長の強気相場だと対象となる企業がないので、関連する項目を削除しました。
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「将来の」連続増配銘柄を見据えて、一定の範囲で無配当銘柄や低配当利回り銘柄も保有することにしました。この記事を書いている時点で、Amazon、Alphabet、MasterCard、VISA、Rollinsがそれに該当します。そのうち、Salesforceも追加したいです。
課題
課題としていた、NISAの利用法ですが大体方向性が決まりました。
配当利回りを重視して、ポートフォリオくうねる30の中から選んで買い増す。キャピタルゲインは考えず、非課税期間の最大限を保有する。枠が余っていればロールオーバー。余っていなければ、値洗いして特定口座へスライド。
2024年から積立NISAへ切り替え。2042年までの19年間、年40万円を積み立てる。対象商品は、先進国株式100%のパッシブ。
定期的にこまめに確認して規律ある行動をとりたいと思います。
米国株投資家くうねる(@KuuDiv)でした。
May Dividends be with you.
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[…] 今回の暴落を受けて再確認した投資方針通りに、規律を持って「個別株」を買い増していく。 […]