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JTこと、日本たばこ産業株式会社(2914)が話題です。
賢明なるバリュー投資家が集まるツイッターのタイムラインで
「JT」の単語を見ない日がありません。
いつもは いがみ合ってばかりの
株クラスタ民の心が、
JTを通して今ひとつに!— ひろすけ (@hirosuke_kun) 2018年3月22日
ロシア4位のタバコメーカーを1,900億円で買収したことを個別のリスクとして嫌気されているのか、それとも米国の利上げによる引き締めをマーケットリスクとしているのか…
わかりません。売られているのは確かです。
個人的には、金利上昇により債券の代わりとされる「高配当株」が売られているだけに思えます。
したがって、長期投資するのであればJTは「買い」だと思います。
配当に釣られるのではなくビジネスを所有する心構えで買うべきですがね。
JT、年初来安値+配当利回り5.29%か…ゴクリ。
— くうねる (@KuuDiv) 2018年3月22日
しかーし、私はJTを買いません。
生ツバ飲み込むほど気になるのに買いません。
今回はその理由を述べます。
JTを買わない理由
JT株主にオススメです。
ここで買えます。日本まで郵送してくれるかは知りません。
JTを買わない理由
- タバコ銘柄を持ちすぎている
- 通貨の分散
- 株主構成が気にくわない
1.タバコ銘柄を持ちすぎている
弊ファンド、くうねる30の構成銘柄にタバコ銘柄がすでに2社あります。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)とフィリップ・モリス・
インターナショナル(PM)で、たばこの売上高世界の1位、2位の会社です。
この2社のポートフォリオ上のウェイトが7%ほどあります。
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タバコメーカーは、反復継続性のあるほぼ麻薬のような商品を合法的に売ることが
でき、設備投資もかからない、規制されているのでCMが打てず広告宣伝費が
かからない、増税のどさくさに紛れて値上げできる…などキャッシュカウな
ビジネスなのでとても好きです。ザクザク稼いだキャッシュを株主に還元しすぎて
債務超過になる会社なんてサイコーじゃないですか。
しかし、JTまで保有していしまうと「タバコ」と運命共同体みたいになってしまうので
自重させていただきます。現に加熱式タバコに対するFDAの出方が不透明で、不安要素が
あります。
JTを買うのであれば、同じ様に下がっているBTIかPMを買い増します。PMでカバーできていない米国市場を補うためにMOという選択肢もあるかも…PMとMOをセットで買う発送が発想が当時の自分にはなかった。
2.通貨の分散
現役時代の給与収入、リタイア後の年金収入、すべて円建てです。
国民年金の満額およそ80万円を利回り3%として割ると、2,600万円
ほどの資産を有する計算になります。
日本円だけに依存するのは、急激な円安にふれたときにリスクになります。
そのリスク回避として「ドル建て」の米国株に投資している側面があります。
そのため、極力円建ての日本株には投資したくないのが私の実情なのです。
3.株主構成が気にくわない
さいもんさんの記事で知ったのですが、JTの株式の3分の1は日本政府が保有しています。
JTの発行済株式総数は20億株で、そのうち政府は財務大臣名義で
33.3%の6億6692万株を保有しています。
資本主義の最たる国の米国が好きな私は、このいびつな構造に良いイメージを持てません。
最終的に、自分自身が儲かれば良いんですけど、JT自体はグローバルな企業なのに
経営金を握っている日本政府にかかっている部分が大きいようで国のリスク=JTのリスク
となりそうでなんとなく怖いです。
そう、雰囲気で投資しているので「なんとなく」
それでも配当利回りが6%になったら買いたい・・・
JTを買わない理由を書いてきましたが、配当利回りが6%になったらNISA枠で買いたいです(笑)
完全非課税で6%は投資妙味がある。はず。配当性向はおよそ80%で増配余地は少ししかありませんが、この水準なら減配さえしなければ問題なし!
グレアム先生の言う「安全域」の確保です。
ノーマークでしたが、株主優待もあったんですね。
100株で1,000円相当の自社製品、トータルの利回りを押し上げますね。
ダメ元で、2,545円にアラートをかけておきました。さぁ、どうなるか!
うつろいやすい米国株投資家くうねる(@KuuDiv)でした。
May Dividend Be With You.
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