インド映画「きっと、うまくいく」を見ました。
Amazonプライムビデオでレビュー数が388件もあるのに評価が5つ星と大絶賛されているのが
気になったので早速見ました。
この映画に出会えたということだけで、年会費3,900円分の価値があり!
基本コミカルでたまに感動といった小気味よいテンポでストーリーが展開され、
2時間50分の長さを感じさせない。体感では2時間しか経っていない感じだった。
私がこの映画を見て感じたことは以下です。
- こどもは優秀であればいい、成功はあとからついてくる
- 学歴・職業・収入だけが全てではない、やりたいことをやろう
- 過度な期待は、ときにこどもを自殺に追い込むプレッシャーになる
- インド映画がやっぱり踊る
教育パパに見てほしい!笑いあり涙ありの競争社会に一石を投じる映画だと思いました。
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『きっと、うまくいく』の概要
原題は『 3 idiots 』で、インドでは『3馬鹿に乾杯!』のタイトルで上映された。
その愛すべき3馬鹿のキャラクターを紹介すると、
父親にエンジニアになるようにと育てられたため親に本当のことを言い出せず、
仕方なく工科大に進学したファラン。本当は、動物写真家になりたい。
父は寝たきり、母はゲストに出したカレーに入っているオクラの値段をぶっちゃけるほどの
貧しい家庭事情、家族の期待を一身に背負い進学。そのプレッシャーから、いつも神に祈りを捧げ
お守りの指輪を指の数以上身につけるラージュー。工学は好きだが、精神的にもろい。
機械大好きでやることがハチャメチャ。困った時には「Aal Izz Well」(うまくいく)と唱える。
常にポジティブシンキングの自由奔放人間のランチョー。勉強の本質を理解している。
この3人の大学生活をメインに描き、その3人の成長をうつします。
インドの社会問題
この映画を見るのにインドの社会問題について知っておいた方が見た時の共感が強くなります。
映画の中でも「医者」と「エンジニア」が典型的な職業として言及されていますが、
インドの中流階級は「将来は医者かエンジニアになれ」と、幼い頃から両親に勉強ばかり
させられています。
人口の約6割が貧困層と言われるインドでも中流階級が増えつつありますが、
勉強ができて初めて成功があると信じられているインドの競争社会で
生き残っていくためには、勉強が子供達の大きなプレッシャーになっています。スポンサーリンク
インドでは8割以上がお見合い結婚ですが、子供の意思と関係なく、
親が信じる職業に何としてでも就かせ、高給取りにし、
親の決めた人と結婚させる、そうすれば自分たちの老後も安泰、という意識が強いのです。
そのため、家族や親族を巻き込んでのカンニング騒動や、映画でも描かれているような
学業成績の不振を苦にした自殺も少なくありません。引用:夢は洋画をかけ廻る
競争が加熱しているんですね。
親が学校の壁をよじ登り、自分の子供にカンニングペーパーを渡す珍事件や
パンツ一丁で絶対カンニングさせない試験などのニュースがたしかにありました。
それもこんな事情があったせいだったんですね。
想像するに生きづらそうです。
やりたいことをやれる環境を
本人が望まないエンジニアにするよりも、例え給料が少なくても好きなことを
やって生きた方が人生幸せだと思います。しかし、裕福になって親自身の老後を
世話してほしいという願いが入ってくるとそうも言ってられないのかもしれません。
日本においていえば、投資環境が良くなってきたので、衣食住がある程度整っていれば
倹約して投資することによって資産は築けると思います。
また、給与収入においても会社からの給与一本に依存することなく、ネットを活用した
副業で月々のキャッシュフローは改善するはずです。
若者の自殺をなくしたい
先日、日本の新生児死亡率が1000人あたり0.9人になったというニュースがありました。
新生児の死亡率、日本は最低 ユニセフ調査
しかし、我が国日本も若者の自殺が2万人を超えていて世界ワースト10位に入る高さです。
お隣の韓国も高いことで有名ですね。
インドは教育プレッシャー、日本はいじめ、韓国は就職難・軍隊・いじめが原因でしょうか。
若者が生きやすい社会を作っていってほしいものです。
まとめ
「きっと、うまくいく」は、教育パパに見てほしい!笑いあり涙ありの競争社会に一石を投じる映画でした。
勉強とお金は選択肢を広げるためのものであって、人生の目的ではないと思いました。
一度きりの人生、楽しもう。
ラストシーンに出てきた中国とインドの国境にあるパンゴン湖が空と湖のコントラストが
とても美しかったので行ってみたい。
May Dividends be with you.
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