儲かっている会社を見つけました!
投資家みなさんがご存知の会社、通称ほふりで有名な「株式会社証券保管振替機構」です。
営業利益率29.54%と米国ブルーチップなみの高い収益率。
減価償却費が多いので、営業キャッシュフロー・マージンを見てみると50.95%!
VISAと同じぐらいの高水準。広瀬隆雄氏の言う安産型ナイスバディの法則を満たしています。
財務の方は、自己資本比率はなんと88.74%!盤石です。
こんなに素晴らしい会社はなかなかありませんよ。
すべて平成29年3月決算資料より
しかし、非上場!!
投資したくても非上場じゃ投資家にオススメできない・・・
「誰にすすめたらいいんだ?」と考えました。
就活生にオススメします。
「野心のない」と付けた理由は後述します。
しかし、30代で1,000万円プレーヤーも夢ではなさそうです。
女子高校生にむけて書いたこの記事も特に黄色い反響はなかったので、若い人に届かないとは思いますが・・・
【DIS】東京ディズニーランド開園時にチケットの代わりにウォルト・ディズニー株を買っていたら…
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ほふりとは
株式会社証券保管振替機構は、株式等振替制度を運営する、日本で唯一の振替機関である。
金融市場における決済機能を担う。略称「ほふり」。
「日本で唯一の振替機関」ときましたね。
儲かりそうなにおいがプンプンします。
※振替機関とは?
「振替機関」は、振替制度を運営します。2009年1月の「株券電子化」以後、国内のすべての上場株式は、
「株式等振替制度」の下で管理されるようになりました。この制度では、株主としての権利を、
『ほふり』や証券会社等に開設された口座で、電子的な記録として管理しており、株主としての権利の
移転(証券決済)も、その残高記録の増減により行います。『ほふり』は、「振替機関」として、この「株式等振替制度」の運営を一手に引き受けています。
「振替機関」は我が国では日本銀行と当社の2社しかなく、日本銀行では国債の振替制度を運営しているのに対し、
『ほふり』では株式のほかにも、社債や投資信託受益権などの振替制度も運営しており、
金融資本市場の重要なインフラとして機能しています。証券保管振替機構(ほふり)に株を預けていれば証券会社に手続きをするだけで簡単に株の移管をすることができます。
会社からは、「独占企業」とゲスいので言えないでしょう。
つまり、ほふりは、法律に基づいて、大臣から「振替機関」の指定を受けているため独占的に株式等振替が行えるのです。
現在は全ての上場株式は電子化されているのでほふりを通して、記録管理を行うしかありません。
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競合がいないため、利益率が高いのです。
証券取引所のようにダークプールにおびえる必要もありません。
美味しすぎますね。公益法人でいいような気がします。
ほふりの年収は?
気になる年収を就職サイトで調べてみたました。
株式会社証券保管振替機構(ほふり) – 総合職
(DODAより)
-
勤務時間
-
9:00~17:00(所定労働時間 7時間、休憩 60分)
- 雇用形態
- 正社員
- 給与
- 月給20万円以上
※年齢等を考慮の上、規定により決定します
- 給与例
- 年収740万円(30歳・入社8年・月給40万円)
年収500万円(27歳・入社5年・月給27万円)
年収400万円(25歳・入社3年・月給23万円)
- 昇給
- ■年1回
- 賞与
- ■年2回
- 待遇・福利厚生
- ■交通費全額支給
■昼食費補助支給
■通信教育費用補助支給
■残業手当
■社会保険完備
■確定拠出年金制度
■退職金制度
■家賃補助制度
■研修制度 ほか
-
休日・休暇
-
■完全週休2日制(土・日)
■祝日 ■リフレッシュ休暇
■年末年始休暇(12/31~1/3)
■年次有給休暇(初年度17日)
■産休・育児休暇制度
あくまで給与例ですが、入社8年目の30歳ちょうどで、年収740万円とあります。
口コミを見てみると、30代後半で1,000万円とあるので、事実であるように思えます。
しかも所定労働時間が7時間なのが良いですね。所定8時間と比べると月20時間程度差が
でてきますので、丸2日分ぐらい少ない労働時間で済みます。
マーケットが土日は休場なので、完全週休2日制を実現しています。
「野心のない」就活生と書いた理由
トップは、代々「財務省からの天下り」のようです。
また、上層部の役職は株式を20%以上保有する(株)東京証券取引所グループ からの
出向者が独占しているので、プロパー社員はほぼ課長止まりとの口コミ情報があります。
(キャリコネより)
したがって、どう頑張っても「上は目指せない」企業ということがうかがい知れます。
しかし、30代後半で1,000万円プレーヤーなら十分なんじゃないでしょうか。
証券マンではないので、株式投資ができます。それによって十分な資産は築けるはず。
確定拠出年金と退職金制度もあるようなので、老後の備えはしやすい印象です。
リスク
自分が投資、就職するわけじゃないのであまり調べていませんが、考えれるリスクは
以下のとおりです。
- 日本の衰退=株式投資の減少
- 景気後退局面では株式取引減少により収益悪化
- フィンテックによって技術革新が行われる
- 国策に左右されやすい
ここ数年で就職する人には影響はないように感じます。
まとめ
株式会社証券保管振替機構、通称ほふりは高収益の独占企業なので
就職するのにオススメだよ、と20年前の自分に伝えたかった。
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